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MONIX ARM7 (Olimex LPC-L2294) Support


履歴


はじめに

MONIX を ARM7 (NXP Semiconductor LPC2294) で動くようにしてみました。

Olimex LPC2294が搭載されたボードとして、

を使いました。

機能概要/制約


ダウンロード

Ver.0.3: monix-20080420.tbz2

ビルド

環境

Windows に YAGARTO をインストールしていることを想定しています。動作確認しているバージョンは以下の通りです。
C:\work>arm-elf-gcc -v
Using built-in specs.
Target: arm-elf
Configured with: ../gcc-4.2.1/configure --target=arm-elf --prefix=/home/yagarto-4.2.1/yagarto --disable-nls --disable-shared --disable-threads --with-gcc --with-gnu-ld --with-gnu-as --with-stabs --enable-languages=c,c++ --enable-interwork --enable-multilib --with-newlib --disable-libssp --disable-libstdcxx-pch --disable-libmudflap --enable-win32-registry=yagarto -v
Thread model: single
gcc version 4.2.1

C:\work>
OpenOCDのバージョンは以下の通りです。
C:\work>openocd-ftd2xx --help
Info:    openocd.c:93 main(): Open On-Chip Debugger (2008-02-02 15:00 CET) svn: 279
Info:    openocd.c:94 main(): $URL: http://svn.berlios.de/svnroot/repos/openocd/trunk/src/openocd.c
$
Open On-Chip Debugger
(c) 2005 by Dominic Rath
(snapshot r279 from SVN tree + giveio, no official release, compiled my mifi)

--help       | -h       display this help
--file       | -f       use configuration file 
--debug      | -d       set debug level <0-3>
--log_output | -l       redirect log output to file 

C:\work>

ソースコード展開

$ tar jxvf monix-YYYYMMDD.tbz2
なお、YYYYMMDDは、ダウンロードしたファイルのものに読み換えてください。

ビルド

c:\work>cd monix\olimex_lpcl2294

c:\work>make
これにより、 等ができます。 これをLPC2294内蔵フラッシュに書き込みます。

内蔵フラッシュへの書き込み

LPC2294の内蔵フラッシュへの書き込みにはいくつか方法があるようです。 以下、OpenOCDでの書き込み例です。

使用例

ターゲット電源オン

シリアルポート(UART0)にシリアルケーブル(ストレート)を接続します。

次に電源を入れます。 外部フラッシュメモリに何も入ってない場合、以下のような表示になります。

MONIX Ver.0.3 (Apr 20 2008, 00:46:11)
BootMode: 0x08
ElfValidate: Not an ELF
Not an ELF image.
1:
なお、外部フラッシュにELFイメージが入っている場合は、それを実行しようとします。・・・※
※ MONIX電源投入/リセット時の動作 (スイッチ「BUT」について)
MONIXは、 電源投入/リセット時、スイッチ「BUT」が押されていないと、 外部フラッシュメモリ(0x80000000番地)にELFイメージが存在するかどうか見て、 存在する場合、それを実行しようとします。
(スイッチ「BUT」を押しながら、電源投入すると、あるいはスイッチ「RST」を押すと、 MONIXのプロンプトが表示されて、コマンドを入力できる状態になります。)

MONIX Ver.0.3 (Apr 20 2008, 00:46:11)
BootMode: 0x00
1:

MACアドレス設定

Olimex LPC-L2294にはMACアドレス格納用のEEPROMがありません。

なので、MONIXでは、 MACアドレス保持用に外部フラッシュメモリ(の最後のセクタ:0x801f0000番地)を 使うことにしました。

外部フラッシュ操作

MONIXでは外部フラッシュ上にELFファイルのイメージを書いて、 それを外部SRAMに展開して、実行する、 という使い方を想定しています。

その他

MONIXのその他の使い方については、 こちらをご覧ください。

TODO


Shuji KUWAHARA
$Id: olimex-lpcl2294.html 318 2008-04-20 14:22:17Z kuwa $